バナナ、トマト、納豆などの単品ダイエットが失敗に終わる心理学、そして栄養学

単品ダイエットはダイエット経験者のほとんどが通る道かもしれません。りんご、バナナ、納豆など、テレビで単品ダイエット情報が放送されると、みんながいっせいに飛びつき、スーパーでは品切れ状態になるというちょっとしたニュースにもなりました。しかし、1週間も経たないうちに飽きてしまって…。そんなことを延々繰り返してはいませんか?

つらい上にリバウンドもひどい

朝バナナに夜トマト、ゆで卵にキャベツにりんごに納豆。これを毎日食べるだけでやせる!という単品ダイエットが、ブームになっては消えていきます。ダイエットマニアは、「単品系はとにかくつらくて、リバウンドもひどい」と口を揃えます。

単品ダイエットの欠点はまず、味に飽きてしまいます。日本人のほとんどが主食として食べ続けて飽きないのは、2千年来のコメだけ。食事1回分がバナナだけ、ゆで卵だけの「単品主食」になると数日で飽きて、1~2週間で苦痛になり、それでも続けると一生、見たくもなくなるケースが多いのが特徴です。

2番目に栄養がかたよってしまいます。バナナも納豆もゆで卵も1食分が1000kcal 前後。1食をこれだけにすれば当然やせますが、栄養のバランスがくずれて免疫力の低下を招いたり(風邪からがんまで万病にかかりやすくなる)、ウツ状態になる、骨がもろくなるなど体調がおかしくなってしまいます。
また、たとえば脂肪や糖質の代謝は、ビタミンB 群などの助けがないとうまくいかないので、ビタミンやミネラルが偏っていると、栄養の吸収もスムーズにいきません。1日に同じものをいくつも食べ続ける人もいますが、たとえばバナナにはシュウ酸が多く、毎日何本も食べ続けると、尿路結石になりかねません。健康食の代名詞、納豆でさえ1日2パック以上食べ続けると、発がんリスクが高まったり、セレンの過剰摂取による吐き気や脱毛が起こり得ると言われています。

3番目に、すぐおなかがすいて、欲求不満が募ります。単品だと食べ終わるのに1分もかからないから、脳が「食べた」という満足感を得られません。量も足りなくて、またすぐなにかを食べたくなります。それをじっとがまんしていると、ある時、食欲が爆発してリバウンドしてしまう。極端なことをして一時的にやせても、からだをこわしたり、すぐまた太ったら全く意味がありません。地味な方法だが、食事の品数は減らさずキープして、まんべんなく量を減らすのが結局、一番の近道です。

どうせダイエットをするなら「早食いが肥満の原因になる理由」あたりの生活習慣を改善したほうが効果的なのかもしれません。

これまでにブームになった単品ダイエット

  • 紅茶キノコ
  • ウーロン茶
  • 粉ミルク
  • バナナ
  • 酢大豆
  • ゆで卵
  • りんご
  • 杜仲菜
  • ヨーグルトきのこ
  • ナタデココ
  • ココア
  • 唐辛子
  • 黒酢
  • 玄米
  • 人参ジュース
  • にがり
  • 納豆

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